何らかの理由で不登校になる児童は年々増えています。しかし、その子たちが勉強を嫌いというわけではありません。
学校に行きたいと思ったときに学力のせいで復帰できないということにならないように、不登校の間も家庭教師などを利用して勉強を続けることは大切です。
ここでは
- 不登校のお子さんに適した家庭教師の選び方
- 不登校におすすめの家庭教師
- 不登校の家庭教師の料金相場
- 不登校のお子さんへ家庭教師ができること
などを解説していきます。どうぞ参考にしてください。
不登校の家庭教師の選び方
1.不登校の子どものケアについての知識がある
不登校の子どもの場合、家庭教師は家族以外に接点を持つ数少ない大人です。
そして、不登校の子どもは学校に行くことができない、何らかの精神的な重荷を抱えていますから、不用意な声掛けは逆に追い詰めることになってしまいかねません。
そうならないためにも、できるだけ不登校の子どものケアや、接し方についての知識がある家庭教師や、不登校の子どもを教えた経験のある家庭教師を選ぶのがよいでしょう。
2.子どもが話しやすい
1対1で指導を行う家庭教師にとって、子どもとの相性は非常に重要です。
特に、不登校の子供ははじめは家庭教師に対しても警戒するかもしれませんが、心を開いてしまえば逆に信頼を寄せてもらえるのも確かです。
学力面に関しても、学校に習うべきことをしっかり教えなければならないので責任は重大です。コミュニケーション能力と、指導力に優れた家庭教師であることが求められます。
また、子どもとの相性が良くなかった場合にそなえて、交代の希望が出しやすいセンターを選んでおくとよいです。
3.料金が明確で信頼できる家庭教師を
家庭教師は塾などと比べるとどうしても割高になりますが、不登校の場合は学校の授業のサポートというよりは学校で習うべきことを総合的にサポートする必要がありますから、できればピンポイントで短時間というよりは継続的に指導してもらいたいものです。
そのためには時間あたりの単価は抑えたいところですが、単価が安くても教材費が安かったり教師の質が悪い場合もあるので、その点は注意して選ぶようにしましょう。
不登校におすすめの家庭教師3選
家庭教師のランナー
子どものやる気を引き出すところから、勉強がわかるまで優しく丁寧に教えることをモットーとしています。
本当にお兄さんお姉さんのように接するので、不登校の子どもとも仲良くなりやすく、質問もしやすいと好評です。
家庭教師のあすなろ
不登校訪問専門員資格を持ったスタッフのサポートがあるなど、不登校児の対応も安心して任せらえる家庭教師センターです。
通信制高校のサポート校であるあすなろ高等学園なら高校卒業資格も取得できます。
家庭教師のぽぷら
ぽぷらは、地域に密着した指導を行うことで定評のある家庭教師センターです。
生徒一人一人とじっくり向きあうため、不登校の子どもともしっかり信頼関係を築くことができます。
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不登校のお子様に家庭教師ができること
学力的な支え
不登校のきっかけは人それぞれです。そして、それは時間とともに乗り越えられる場合もありますが、その時に再登校の壁になるのが学力の低下です。
また学校にいきたいけれど、休んでいる間に授業が進んでしまってついていけないから、とまた不登校になる悪循環を繰り返すことは珍しくありません。
いざ学校に行きたいと思ったときにスムーズに復学するためにも、家庭教師などでしっかり学力の維持をしてくことは大切なのです。
精神的な支え
不登校になると、自宅に籠ってしまうことが多く、家族以外の人と接する機会が急に少なくなってしまいます。
かといって、塾などに通うのも不登校の子どもにはハードルが高いでしょう。そんな中で、自宅に来て勉強を教えてくれるお兄さん、お姉さんのような家庭教師の存在は心強いものです。
家庭教師とのかかわりを通して、また学校に行ってみようとする子供も少なくありません。
不登校コースの家庭教師の費用相場は?
不登校コースであっても料金は通常のコースと同じという家庭教師センターがほとんどです。
そのため、相場としては1時間2000円~3000円程度でカリキュラムを組むことができます。
入会金は20,000円前後が相場ですが、教材費はセンターによって異なるので事前に確認しておくとよいでしょう。
不登校コースの家庭教師の指導内容は?
ひとりひとりの学力や性格に合わせてカリキュラムを組んで指導を行います。
不登校の場合は、学校の授業から遅れてしまわないように、授業に合わせて指導するのが基本です。
また、ご家庭の希望によって勉強だけではなくコミュニケーションを取りながら授業を進める場合もあります。
不登校の子どもの心に寄り添いながら指導ができるように、不登校に関する知識のある家庭教師を派遣する場合が多く、本部からもしっかりサポートが行われます。
まとめ
不登校の場合は、自宅のリラックスできる環境で勉強を教えてくれる家庭教師の存在は頼りになります。
また学校に行きたいと思ったときに学力の遅れが気にならないように、授業の内容を勉強しておくことは大切です。
若いお兄さんお姉さんくらいの年齢の家庭教師が、子どもも親しみやすくてよいでしょう。